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他社との差別化、ブランディングの為にオリジナルデザインのパッケージを作られる方が年々増えてきております。
最近では、ネット通販をされている会社様に加えて、ハンドメイドをされている個人の方もオリジナルデザインのパッケージを作る時代になりました。
オリジナルデザインのパッケージを作る際に避けて通れないのが、デザイン入稿作業になりますが、オリジナルデザインの箱を簡単に購入できるECサイトも増えてきて、ご自身で入稿作業をされる方も多いと思います。
ただ、デザインデータの制作って結構難しいんですよね。
そこで、この記事では、パッケージ通販会社におよそ7年間勤務し、パッケージデザインに関する実務作業も行なっていた私の経験を基に、aiデータの制作と失敗をしない為のポイントについて解説していきたいと思います。
1 . 塗り足しをつける
パッケージの印刷は少なからずズレが出ますので、面の際までデザインを入れたい場合は、必ず塗り足しを付けましょう。5mmが一般的です。
※パッケージの全体に色を付ける際に、5mmの塗り足しを付ける方法については
下記の記事をご参照ください(↓↓)
ただし、多面付(※)の場合は、隣の箱にデザインが差し掛かってしまうことがあります。その場合は、ドブ(※)を付ける必要があります。
ドブが無いと隣の箱にデザインが入ってしまうことがあるため、塗り足しを付けることができません。
もし、デザインが箱の全体に入る、もしくは際の部分にデザインが入る場合は、ドブが無い多面付の型の仕様にならないように、事前に業者に相談をしておくと良いでしょう。
2. 箱のミニチュアをつくる
箱に組み立てた際、テンプレート(展開図面)に対して、どの面がどこになるのか、事前にきちんと理解する必要があります。
「組み立てた際に文字が逆さま」、「表から見えない部分だった」というようなことが無いように、事前に業者に念入りに確認を取りましょう。また、ご自身でもご自宅のコピー機で印刷し、ミニチュアを作ってみましょう!
3 . サンプルを作る
ご予算的に余裕があれば、量産前に実際にサンプルを1箱つくることをお勧めします。
量産してから、思った仕上がりと違かったということになっては、大きな金額と時間の損失になります。
実はパッケージ製作と一言で言っても、
印字においては、オフセット印刷、インクジェット印刷、フレキソ印刷、箔押し…、
印刷後の表面加工はニス加工、フィルム貼り、ツヤを出したり、抑えたり…、
それぞれが枝分かれし、無数のパターンが存在します。
申し込むプラン(製作方法)によって、仕上がりが大きく変わります。申し込むプランと仕上がりイメージにズレが出ないように、予め業者への確認が必要になります。
また余談ですが、依頼する業者によって、それぞれのプランに対して、得意、不得意が存在します。機械を「持っている」、「持っていない」ということが主な理由になりますが、自社で機械を持っていなければ、基本的には外注ということになりますので、金額が上がる傾向にあります。
金額の面でも、依頼する業者がどんな機械を持っていて、どんな加工を得意としているのか、予め知ることができれば、通常より高いお金を払って依頼してしまうということも防ぐことができます。ただし、それをリサーチすることにはコツが必要です。
kuro-mameでは、なるべくコストを抑えて、ご要望の仕上がりを実現できるプランのご提案が得意です。デザインのご相談に加えて、パッケージ製作に関して一からサポート致しますので、何なりとご相談ください。
4 . まとめ
以上、aiデータの制作と失敗をしない為のポイントについて解説してきました。
オリジナルデザインのパッケージがブランディングに対して大きな役割を担う時代になりました。簡単に購入できるECサイトも増え、ご自身で入稿作業をされる方も増えているかと思いますが、スムーズに進めないと時間の損失、実際に量産した際にイメージと違かった場合は大きな金額の損失となります。
是非、本記事をご参考に、少しでも多くの方が失敗をせず、オリジナルデザインのパッケージを制作できれば幸いです。