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「ずっと営業の仕事を続けてきたけど、このままでいいのか」
「30代からでもデザイナー職にチャレンジできるのか」
「未経験からでもWebデザイナーになれるのか」
同じ仕事を長く続けてきた人ほど、ふとこのように立ち止まる瞬間があるはずです。
結論から言うと、営業からWebデザイナーへの転職は十分に可能です。
ただし、それは特別な才能があるからではなく、正しい順番で準備を進められるかどうかにかかっています。
実際、本記事の著者である黒えだまめも営業としておよそ8年ほど働いた後、Webデザイナーに転身いたしました。
これは特別なスキルを身に付けたわけではなく、転職活動が成功するように着実に準備を進めていたことが成功要因だと思っています。
この記事では、そんな著者の経験を元に、営業からデザイナーを目指す際に多くの人が躓くポイントと、その乗り越え方を実践的に整理していきます。

本サイト kuro-mame(クロマメ) 代表 | バナー制作・カタログ等のデザインや製本、動画製作、パッケージデザイン、オリジナルイラスト制作、その他各種デザイン・印刷物の制作などの事業を展開 | パッケージ通販会社にて5,000件以上のパッケージ製作サポート実績ありの パッケージコーディネーター | 現Webデザイナー | カラーコーディネーター検定2級・色彩検定1級取得 | Illustrator・Photoshop・X(旧Twitter)の運用・AIの活用などを得意としている
営業からデザイナーへの転職は本当に可能なのか
未経験からデザイナー職に応募する場合、多くの企業が見ているのは学歴や専門学校での学習歴ではなく、「実務でどこまで手を動かしてきたか」「入社後に成果を出せる根拠があるか」の2点です。
営業職は一見デザインと無縁に思えますが、顧客対応や提案業務の中で培った「相手の要望を汲み取る力」「情報を整理して伝える力」は、デザイナーの仕事と地続きになっている部分が多くあります。この共通点を自分の言葉で説明できるかどうかが、未経験転職の合否を分けるポイントです。
またスキル面に関しては、実際に私自身、専門学校での学習経験がないまま、約8年間の営業職を経てWebデザイナーへ転身しましたが、運よく実務の中でAdobe Illustratorを触る機会がありました。
その中でスキルを習得し、休日も日常的に触り続けて、クリエイティブなスキルを磨いていきました。
本業で触る機会のない方は、やはり独学や副業などを通じてAdobe illustrator、Photoshopなどのデザインツールの使用スキルを磨いておくことは必須と言えます。
近年では、Adobeのツールだけでなく、FigmaやCanvaなどのデザインツールの使用経験を求めている会社も増えています。
※著者の転身の経緯を詳しく知りたい方は、下記の記事もあわせてご覧ください。

未経験が乗り越えるべき3つの壁
営業からデザイナーへの転職活動でぶつかりやすい壁は、大きく分けて次の3つです。
壁1:実務スキルをどう証明するか
未経験である以上、実務経験そのものは提示できません。ここで有効なのが、副業や個人制作を通じて「制作実例」を作ることです。バナーの模写、架空のLPデザイン、知人の名刺デザインなど、小さな制作物でも積み重ねることで、ポートフォリオに載せられる実例に変わっていきます。
重要なのは、いきなり質の高いものを目指すことではなく、まず「完成させる」経験を数多く積むことです。デザインはインプットだけでは伸びず、手を動かした分だけ判断の精度が上がっていきます。
壁2:ポートフォリオに何を載せるべきか
ポートフォリオで評価されるのは、見た目の美しさだけではありません。むしろ未経験者の場合、「なぜこのデザインにしたのか」という思考プロセスと、「これまでの経験がどう活きるか」というビジネス視点の両方を盛り込めているかが重視されます。
一般的に評価されやすい構成は次の通りです。
・プロフィール(経歴と転職理由)
・これまでの実績(前職での実績、制作物)
・スキルセット(使用ツール、対応可能な業務範囲)
・今後のビジョン(入社後にどう貢献したいか)
見た目のレイアウトを整える作業は、実は最後の工程です。まずは自分の経歴と制作物を書き出し、構成を固めてからデザインソフトで仕上げる、という順番を守ると、内容の伝わりやすさが格段に上がります。
※著者が実際に内定を勝ち取ったポートフォリオの全ページ構成は、下記の記事でご覧ください。

全ページの詳細解説は有料部分になりますが、作成の考え方や手順は無料部分でも確認できます。
壁3:志望動機をどう組み立てるか
「デザインが好きだから」という動機だけでは、採用担当者を納得させるには弱いのが実情です。志望動機で伝えるべきは、前職の経験がどう活かされ、入社後にどんな成果を出せるかという具体的な見通しです。
そのためには、まず自分のこれまでの業務内容を書き出し、それぞれがデザイナーとしてのどんなスキルに変換できるかを整理する作業が欠かせません。次の章で、その変換の具体例を紹介します。
営業経験をデザイナーの強みに変換する考え方
営業経験は、言葉を変えるだけでデザイナーとしての強みに変わります。代表的な変換例は次の通りです。
・プレゼンテーションの経験 → 意図を正しく伝えるビジュアル構築力
・電話・対面での顧客対応 → 潜在的な要望を汲み取るヒアリング力
・新規開拓や提案活動 → ユーザーの目を引くデザイン設計力
・クレーム対応の経験 → 不満をUI改善で解決する課題解決思考
・見積書・提案書の作成 → 情報の優先順位を見極めるレイアウト構築力
このように整理すると、営業経験は「デザインと無関係なキャリア」ではなく、「デザイナーとしての土台になる経験」として説明できるようになります。志望動機やポートフォリオのプロフィール欄でも、この変換ロジックをそのまま使うことができます。
30代・年齢の壁をどう乗り越えるか
年齢を理由に転職を諦めかけている人は少なくありません。しかし採用の現場で重視されるのは、年齢そのものよりも「これまでの実績」「自己分析の深さ」「自分をどう言語化できるか」です。
社会人経験が長いことは、むしろ強みにもなります。業務改善の視点やコミュニケーション能力、複数の関係者を調整してきた経験は、若手にはない説得材料として伝えることができます。年齢を気にするより、その年齢まで積み上げてきた経験をどう変換するかに意識を向けたほうが、転職活動は前に進みやすくなります。
転職を成功させるための準備ロードマップ
未経験からデザイナーへ転職する際の一般的な流れは、次のように整理できます。
1.独学でツールに慣れる:Illustrator・Photoshop・Figmaなど、志望する分野で使われるツールに日常的に触れる
2.小さな制作物を積み重ねる:模写や架空案件でもよいので、完成させる経験を増やす
3.副業や個人制作で実例を作る:可能であれば、実際に人に使ってもらえる制作物に挑戦する
4.経験の変換を言語化する:これまでの職歴をデザイナーとしての強みに翻訳する
5.ポートフォリオに落とし込む:思考プロセスとビジネス視点が伝わる構成でまとめる
このステップを順番に踏むことで、未経験でも「実績がない」状態から「伝えられる実例がある」状態へと変わっていきます。
まとめ

営業からデザイナーへの転職は、特別な才能や学歴がなくても十分に実現可能です。
大切なのは、実務スキルの証明・ポートフォリオの構成・志望動機の言語化という3つの壁を、正しい順番で一つずつ乗り越えていくことです。
今回紹介した考え方をベースに、まずは小さな制作物を一つ作ってみることから始めてみてください。
※以下、本記事内でご紹介した参考記事です。


