イラレで画像に含まれる色を調べる!スポイトツールで色を抽出する方法!

イラレで画像に含まれる色を調べる!スポイトツールで色を抽出する方法!

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イラレで画像に含まれる色を調べる!スポイトツールで色を抽出する方法!

イラストレーターの作業で、画像に含まれる色を調べたり、同じ色を使ってオブジェクトを作ったりしたい時ないでしょうか?

画像にはカラーコードやCMYK値など表示されないので、こんな時に目で見て判断することは非常に難しい作業です。

そこで、この記事では、パッケージ通販会社におよそ7年間勤務し、パッケージデザインに関する実務作業も行なっていた私の経験を基に、画像に含まれる色を調べる方法について解説いたします。

この記事を読めば、イラストレーターを使って色を調べることが容易になります。

イラストレーターに機能として搭載されている「スポイトツール」を使用することで、画像に含まれる色を抽出することができます。

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1.画像に含まれる色を調べる具体的な方法

それでは、以下具体的な方法について解説いたします。

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色を付けたいオブジェクトを選択します。

色を付けたいオブジェクトを選択。
色を付けたいオブジェクトを選択

スポイトツールを選択します。

スポイトツールを選択。
スポイトツールを選択

色を抽出したい箇所をクリックします。抽出する箇所によって絶妙に色が変わるかと思います。

色を抽出したい箇所をクリック。
色を抽出したい箇所をクリック

オブジェクトに色が付きます

オブジェクトに色が付く。
オブジェクトに色が付く

画像の指定の箇所の色が分かります

画像の指定の箇所の色が分かる。
画像の指定の箇所の色が分かる

作業はこれだけです。

これでオブジェクトに画像と同じ色を付けたり、画像の色を調べたりすることができます。

2.まとめ

まとめ。パソコンでメモしている様子。

以上、スポイトツールについて解説いたしました。

スポイトツールを使うことでデザイン作業の幅が広がります。

使い方をマスターして様々なデザイン制作に役立てましょう!

イラレでオブジェクトを均等に配置する!整列パネルの「等間隔に分布」を攻略!

イラレでオブジェクトを均等に配置する!整列パネルの「等間隔に分布」を攻略!

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イラレでオブジェクトを均等に配置する!整列パネルの「等間隔に分布」を攻略!

イラストレーターの作業で、複数のオブジェクトを均等に配置したい時ないでしょうか?

様々なやり方があると思いますが、四角や線のオブジェクトを作り、それがピッタリ間に収まるように位置を調整するといった作業をしていたら、かなり非効率です。

四角や線をオブジェクトの間にピッタリ収まるように位置を調整。
四角や線をオブジェクトの間にピッタリ収まるように位置を調整

恥ずかしながら、私もイラレを使い立ての時はそのように作業していました(笑)

もっと効率的に作業が出来たら良いですよね。

そこで、この記事では、パッケージ通販会社におよそ7年間勤務し、パッケージデザインに関する実務作業も行なっていた私の経験を基に、オブジェクトを均等に配置する方法について解説いたします。

この記事を読めば、イラストレーターの「等間隔に分布」の機能を日々の作業に役立てることができるようになります。

作業としては、該当のオブジェクトを選択し、「等間隔に分布」をクリックするだけですが、解説させていただきます。

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1.オブジェクトを均等に配置する具体的な方法

それでは、実際に具体的な方法について解説いたします。

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等間隔配置をしたいオブジェクトを選択します。

等間隔配置をしたいオブジェクトを選択。
等間隔配置をしたいオブジェクトを選択

②次に、整列パネルから「等間隔に分布」を選択します。
(今回は横に等間隔にしたいので、右側の「水平方向等間隔に分布」を選択します。
縦に並べたい時は、左側の「垂直方向等間隔に分布」を選択します。)

水平方向等間隔に分布を選択。
水平方向等間隔に分布を選択

③これで両端のオブジェクトの位置は固定され、間のオブジェクトが等間隔に配置されます

両端のオブジェクトの位置は固定され、間のオブジェクトが等間隔に配置される。
両端のオブジェクトの位置は固定され、間のオブジェクトが等間隔に配置される

作業としてはこれだけです。簡単ですよね。

2.まとめ

まとめ。パソコンでメモしている様子。

以上、オブジェクトを均等に配置する方法について解説いたしました。

均等に配置する方法を覚えれば、デザイン作業の幅が広がります。

この方法をマスターして様々なデザイン制作に役立てましょう!

イラレでオブジェクトを結合して移動のズレを防ぐ!オブジェクトのグループ化を攻略!

イラレでオブジェクトを結合して移動のズレを防ぐ!オブジェクトのグループ化を攻略!

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イラレでオブジェクトを結合して移動のズレを防ぐ!オブジェクトのグループ化を攻略!

イラストレーターの作業で複数のオブジェクトを移動する際に、グループ化できていないと移動した際にズレてしまったりうまく移動できないなどの不具合が生じてしまいます。

分けて制作したオブジェクトを一度に移動させるという作業は多いと思います。

そこで、この記事では、パッケージ通販会社におよそ7年間勤務し、パッケージデザインに関する実務作業も行なっていた私の経験を基に、オブジェクトのグループ化について解説いたします。

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1.オブジェクトをグループ化する具体的な方法

今回は分けて制作したオブジェクトを別のオブジェクトのセンターに移動させる作業を例に解説していきます。

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下の「Ai」という文字と右側の「枠」はそれぞれ別で制作したオブジェクトです。

「Ai」という文字と右側の「枠」はそれぞれ別で制作したオブジェクト
「Ai」という文字と右側の「枠」はそれぞれ別で制作したオブジェクト

「枠」のセンターに「Ai」の文字を移動し、1つのアイコンを作ります。

「枠」のセンターに「Ai」の文字を移動
「枠」のセンターに「Ai」の文字を移動

※ちなみにオブジェクトを指定の場所の中央に配置する方法につきましては、
下記の記事をご参照ください。

完成した「Ai」のアイコンを右の「四角」のセンターに移動させます。

完成した「Ai」のアイコンを右の「四角」のセンターに移動させたい
完成した「Ai」のアイコンを右の「四角」のセンターに移動させたい

この際にグループ化していないと、オブジェクトがうまく選択できていない等の理由でうまく移動できないことがあります。今回の例では「枠」だけが移動してしまいました。

グループ化していないとうまく移動できない
グループ化していないとうまく移動できない

そこで、うまく選択できていないということを防ぐために、
1つのオブジェクトになるようにグループ化します。
グループ化するオブジェクトを全て選択した状態で下に出るタブのグループ化をクリックします。

1つのオブジェクトになるようにグループ化
1つのオブジェクトになるようにグループ化

※イラストレーターのバージョンにより、下にタブが出ない場合もあるかと思いますので、
その場合は、「オブジェクト」から「グループ」を選択します(もしくはキーボードのショートカットキーも使用できます。Macは「Command」+「G」、Windowsは「Ctrl」+「G」)

下にタブが出ない場合は「オブジェクト」から「グループ」を選択
下にタブが出ない場合は「オブジェクト」から「グループ」を選択

グループ化できれば、移動した際にオブジェクトがズレてしまうことがありません。

グループ化できれば移動した際にオブジェクトがズレない
グループ化できれば移動した際にオブジェクトがズレない

「Ai」のアイコンはグループ化できているので、
「枠」だけ、もしくは「Ai」の文字だけが移動してしまう等の不具合は起きません。

ちなみに「グループ化」を解除する場合は、下に出るタブの「グループ解除」をクリックします。

下に出るタブの「グループ解除」をクリック
下に出るタブの「グループ解除」をクリック

※同様にバージョンの都合で下にタブが出ない場合は、「オブジェクト」から「グループ解除」を選択します(ショートカットキーの場合、Macは「Command」+「Shift」+「G」、Windowsは「Ctrl」+「Shift」+「G」)

下にタブが出ない場合は「オブジェクト」から「グループ解除」を選択
下にタブが出ない場合は「オブジェクト」から「グループ解除」を選択

2.まとめ

まとめ。パソコンでメモしている様子。

以上、今回はイラレで複数のオブジェクトをグループ化する方法をご紹介しました。

グループ化できていないと移動した際にズレてしまったり、うまく移動できないなどの不具合が生じてしまいますので、分けて制作したオブジェクトは都度グループ化するようにしましょう。

イラレで雲のような複雑な形を作る!パスファインダーを攻略!

イラレで雲のような複雑な形を作る!パスファインダーを攻略!

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イラレで雲のような複雑な形を作る!パスファインダーを攻略!

早速ですが、イラストレーターの作業で「」など、少し複雑な形を作りたい時ないでしょうか?イラストを描く際、吹き出しを作る際など、雲は特に作る機会が多いと感じています。

丸や四角でしたら簡単に描けますが、雲などの複雑な形になりますと、実務経験が浅い方は、どのように作ればいいか悩んでしまいますよね。

そこで、この記事では、パッケージ通販会社におよそ7年間勤務し、パッケージデザインに関する実務作業も行なっていた私の経験を基に、雲の作り方について解説いたします。

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1.雲を作る具体的な方法

では、実際に雲を作る具体的な方法をご紹介します。

※雲と関係が深い太陽を作る方法についても解説しておりますので併せてご覧ください(↓↓)

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①まずは、「楕円形ツール」を用いて基準になる円を描きます

「楕円形ツール」を選択
「楕円形ツール」を選択
基準になる円を描く
基準になる円を描く

②次に、引き続き「楕円形ツール」を用いて、先ほど描いた円を基準として、雲の輪郭線を描いていきます

雲の輪郭線を描く①
雲の輪郭線を描く①
雲の輪郭線を描く②
雲の輪郭線を描く②

これで雲の輪郭が完成しました。この後それぞれのオブジェクト合体させます。

③雲になるオブジェクトを合体させるために「選択ツール」を選択し、先ほど作ったオブジェクト囲って選択します。(もしくはキーボードで「command 」+「A 」でも全選択が可能です。)

選択ツールを選択
選択ツールを選択
雲になる全てのオブジェクト囲って選択
雲になる全てのオブジェクト囲って選択

④全て選択できたら、「ウィンドウ」から「パスファインダー」を選択し、「パスファインダーパネル」を出現させます。

「ウィンドウ」から「パスファインダー」を選択
「ウィンドウ」から「パスファインダー」を選択

⑤パスファインダーパネルが出現したら、左上の「合体」を選択します。

「パスファインダーパネル」が出現したら左上の「合体」を選択
「パスファインダーパネル」が出現したら左上の「合体」を選択

雲になる全てのオブジェクトが合体され、雲の完成です。

雲になる全てのオブジェクトが合体
雲になる全てのオブジェクトが合体
雲の完成
雲の完成

これで雲の完成です。作業としては簡単ですよね。
円の形や大きさによっても、様々な雲を作ることができます。

今回は雲を作りましたが、パスファインダーを使用し、さまざまな形を合体することで、
雲以外の複雑な形も作ることができます

以下の記事では、パスファインダーを使用し、「吹き出し」を作る方法についてご紹介しております。

2.まとめ

まとめ。パソコンでメモしている様子。

以上、イラストレーターの作業で「雲」の作り方についてご紹介しました。

「パスファインダー」をマスターして、様々な形を作れるようになりましょう!

イラレ:塗り足しの作り方!パッケージの塗りつぶしを例に塗り足し線や色を付ける方法を解説!

イラレ:塗り足しの作り方!パッケージの塗りつぶしを例に塗り足し線や色を付ける方法を解説!

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イラレ:塗り足しの作り方!パッケージの塗りつぶしを例に塗り足し線や色を付ける方法を解説!

パッケージデザインなどの印刷デザインを制作する際、必須になるのが「塗り足し」をつける作業です。

塗り足しとは、印刷物のデザインを紙の端まできれいに印刷するために、仕上がりサイズよりも外側に数ミリ(通常3〜5mm程度)余分に背景や絵柄を広げて作成する部分のことです。

印刷は大きめの紙にまとめて刷り、最後に断裁して仕上げますが、その際にどうしても数ミリのズレが生じることがあります。塗り足しを作っておかないと、断裁のズレで紙の端に白い部分(印刷されていない地色)が出てしまうことがあります。これを防ぐため、仕上がり線(断裁する位置)より外側まで背景や絵柄を広げておき、断裁時に多少ズレても端まできれいに色や絵柄が印刷されるようにします

また、塗り足しの幅は、一般的なチラシや名刺、パンフレットなどの印刷物では「上下左右3mm」が標準ですが、化粧箱やパッケージ印刷など、より複雑な形状や抜き加工を伴う場合は「5mm」の塗り足しが必要なこともあります。こちら用途や印刷会社の指定に合わせて設定する必要があります。

以上、塗り足しに関してご理解いただいたかと思いますが、実際に塗り足しを付ける作業について疑問に思う方も多いかと思います。

そこでこの記事では、パッケージの通販会社におよそ7年間勤務し、パッケージデザインに関する実務作業も行なっていた私の経験を基に、塗り足しの作り方について解説いたします。

パッケージ塗りつぶしを例に、塗り足し線色を付ける手順をまとめております。

※一般的にデザインデータ作成時に使用するソフトはAdobeのIllustratorになりますので、この記事ではIllustratorで制作する方法をまとめております。

※一般的なチラシやパンフレットの場合は形状が簡易的になりますので、仕上がり線から3mmはみ出すようにデザインを配置すれば問題ないですが、今回の方法は少し複雑な形状のデザイン向きの方法になります。

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1.塗り足しを付ける具体的な方法

早速ですが、パッケージの塗りつぶしを例に、塗り足し線や色を付ける手順を解説していきます。

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①まずはデザインを載せる展開図(テンプレート)をIllustratorで開きます。

そして、レイヤー」ウィンドウの右上のメニューから『レイヤー名(※ここでは展開図)」を複製』で展開図のレイヤーをコピーし、複製した展開図レイヤーを選択します

展開図レイヤーを複製して、複製した展開図を元に塗り足し線を作っていきます。
元の展開図は誤って編集しないようにロックをかけます

「レイヤー」ウィンドウの右上のメニューから『展開図」を複製』で展開図のレイヤーをコピーする。
「レイヤー」ウィンドウの右上のメニューから『展開図」を複製』で展開図のレイヤーをコピーする
複製した展開図レイヤーを選択し、元の展開図は誤って編集しないようにロックをかける。
複製した展開図レイヤーを選択し、元の展開図は誤って編集しないようにロックをかける

塗り足し線を作っていきます。

今回はパッケージ印刷ですので、展開図の外側5mmの部分に枠線を設けます

選択」→「すべてを選択」でコピーした展開図全体を選択します

「選択」→「すべてを選択」でコピーした展開図全体を選択する。
「選択」→「すべてを選択」でコピーした展開図全体を選択する


オブジェクト」→「複合パス」→「作成」を選択します

「オブジェクト」→「複合パス」→「作成」を選択する。
「オブジェクト」→「複合パス」→「作成」を選択する


オブジェクト」→「パス」→「パスのオフセット」を選択します

「オブジェクト」→「パス」→「パスのオフセット」を選択する。
「オブジェクト」→「パス」→「パスのオフセット」を選択する


オフセット」の欄に「5mm」と入力する展開図から5mm外側の位置に枠が出来ます

「オフセット」の欄に「5mm」と入力すると、展開図から5mm外側の位置に枠が出来る。
「オフセット」の欄に「5mm」と入力すると、展開図から5mm外側の位置に枠が出来る


内側にも枠線が出てきてしまう為、「ダイレクト選択ツール」で内側の線を選択し、【Delete】キーで消していきます

「ダイレクト選択ツール」で内側にできた線を選択し、【Delete】キーで消す。
「ダイレクト選択ツール」で内側にできた線を選択し、【Delete】キーで消す


一部いびつな形になってしまう箇所が出てくるかと思いますので、「ダイレクト選択ツール」で該当箇所を選択し、輪郭を調整していきます。※ある程度アバウトで問題ないので、内側の輪郭と同じ形になるように調整します

「ダイレクト選択ツール」でいびつな形の輪郭を調整する。
「ダイレクト選択ツール」でいびつな形の輪郭を調整する
ある程度アバウトで問題ないので、内側の輪郭と同じ形になるように調整する。
ある程度アバウトで問題ないので、内側の輪郭と同じ形になるように調整する

ここまでの工程で、塗り足し線の制作が完了しました。


⑧では、次に色を指定して枠内を塗りつぶししていきます。

選択」→「すべてを選択」で塗り足し線全体を選択します

「選択」→「すべてを選択」で塗り足し線全体を選択する。
「選択」→「すべてを選択」で塗り足し線全体を選択する
輪郭が綺麗になった外枠(塗り足し線)。
輪郭が綺麗になった外枠(塗り足し線)


オブジェクト」→「ライブペイント」→「作成」を選択する

「オブジェクト」→「ライブペイント」→「作成」を選択する。
「オブジェクト」→「ライブペイント」→「作成」を選択する


キーボードの「K」を押すと、色を指定して塗りつぶしの作業が出来るようになりますので、図面をクリックし、図面全体を塗りつぶします

キーボードの「K」を押すと、指定の部分をクリックすることで塗りつぶしの作業が出来るようになる。
キーボードの「K」を押すと、指定の部分をクリックすることで塗りつぶしの作業が出来るようになる
色を指定して枠内全体を塗りつぶす
色を指定して枠内全体を塗りつぶす
「展開図のコピー」レイヤーをドラッグ&ドロップで「展開図」レイヤーの下に移動させることで、塗りつぶしが背面に移動し、展開図線が前に出てくる。
「展開図のコピー」レイヤーをドラッグ&ドロップで「展開図」レイヤーの下に移動させることで、
塗りつぶしが背面に移動し、展開図線が前に出てくる


「展開図」レイヤーのロックを解除し、完成

「展開図」レイヤーのロックを解除し、完成。
「展開図」レイヤーのロックを解除し、完成

以上、展開図(仕上がり線)から5mm外側に塗り足しを付ける作業が完了しました。

今回は、塗りつぶしを例に解説しましたが、オブジェクトを端まで載せるデザインの場合には、作成した塗り足し線をガイドにして、デザインを配置してください。

必要に応じて、塗り足し線からさらにはみ出るようにオブジェクトを配置して、クリッピングマスク機能を用いて非表示にすることで綺麗に配置ができます。

最後に補足ですが、今回解説させていただいた方法は独自の方法になります。

輪郭が複雑な形になりがちなパッケージデザインにおいては特に汎用性が高い方法かと思います。

⑦の枠線の輪郭の調整作業がある程度アバウトな方法になりますが、パッケージデザインの塗り足しの精度は、ある程度アバウトでも問題が無いので、その前提でこの方法をご紹介させていただいております。予めご了承ください。

2.まとめ

まとめ。パソコンでメモしている様子。

イラストレーターを用いた塗り足しの作り方について、パッケージの塗りつぶしを例に、塗り足し線や色を付ける方法について解説いたしました。

今回、塗り足し線を作るところから解説しましたが、そもそも塗り足し線が入った状態で、デザイン入稿用のテンプレートを入手できるサービスなどもあります。

しかし、印刷を依頼する業者によっては、テンプレートに塗り足し線が無い場合もありますので、この方法をマスターして、不備無くスムーズにデザインデータを制作しましょう!

イラレでオブジェクトを指定の場所の中央に配置する【パッケージデザイン】

イラレでオブジェクトを指定の場所の中央に配置する【パッケージデザイン】

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イラレでオブジェクトを指定の場所の中央に配置する【パッケージデザイン】

イラストレータでパッケージデザインを制作する際、頻繁に行う作業は多いです。
その一つに「オブジェクトを指定の場所の中央に配置する作業」があります。

この作業は、本当に何度も何度も行う作業かと思います。
もし、この方法が出来ない、分からないとなると作業に支障があるどころか、スマートに作業を進めることが出来ないと言っても過言ではございません。
逆にこの方法を覚えることで、作業を格段にスムーズに進められるかと思います。

そこで、この記事では、パッケージ通販会社におよそ7年間勤務し、パッケージデザインに関する実務作業も行なっていた私の経験を基に、パッケージの側面の中央にオブジェクトを配置する作業を例として解説していきます。

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1.具体的な方法

早速ですが、具体的な方法を解説していきます。

パッケージの側面、中央に☆マークを配置する例を用いてご説明します。

パッケージの側面、中央に☆マークを配置する。
パッケージの側面、中央に☆マークを配置する
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指定の側面に「長方形ツール」で四角い枠をピッタリ重ねる

指定の側面に「長方形ツール」で四角い枠をピッタリ重ねる。
指定の側面に「長方形ツール」で四角い枠をピッタリ重ねる


展開図のレイヤーにロックをかける。鍵マークが付いている部分をクリックするとロックがかかります。鍵マークが付いていればロックがかかっている状態です。これで展開図のレイヤーは編集できない状態になります。

展開図のレイヤーにロックをかける。
展開図のレイヤーにロックをかける

選択ツール」でオブジェクトと四角い枠を選択する

「選択ツール」でオブジェクトと四角い枠を選択する。
「選択ツール」でオブジェクトと四角い枠を選択する


四角い枠をクリックする線が太くなります

四角い枠をクリックすると線が太くなる。
四角い枠をクリックすると線が太くなる


整列ウィンドウ」のオブジェクトの整列から「水平方向中央に整列」を選択する

「ウィンドウ」から「整列」を選択すると「整列ウィンドウ」が出現する。
「ウィンドウ」から「整列」を選択すると「整列ウィンドウ」が出現する
「整列ウィンドウ」のオブジェクトの整列から「水平方向中央に整列」を選択する。
「整列ウィンドウ」のオブジェクトの整列から「水平方向中央に整列」を選択する


オブジェクトの分布から「垂直方向中央に分布」を選択する

オブジェクトの分布から「垂直方向中央に分布」を選択する。
オブジェクトの分布から「垂直方向中央に分布」を選択する


四角い枠を消して、展開図のロックを解除する

四角い枠を消して、展開図のロックを解除する。
四角い枠を消して、展開図のロックを解除する

これでパッケージの側面の中央に、☆オブジェクトを配置できました。

こちら私独自の方法になりまして、これ以外の方法もあるかと思いますが、是非一度お試しください。

2.まとめ

まとめ。パソコンでメモしている様子。

今回はイラレでオブジェクトを指定の場所の中央に配置する方法の解説をしました。この方法を駆使してスムーズに入稿作業を進めましょう!

画像の埋め込みでリンク切れを防ぐ!イラレを攻略【パッケージデザイン】

画像の埋め込みでリンク切れを防ぐ!イラレを攻略【パッケージデザイン】

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画像の埋め込みでリンク切れを防ぐ!イラレを攻略【パッケージデザイン】

パッケージデザインを制作する際、画像ファイルを配置することは多いかと思います。
ただし、画像ファイルを配置する際は注意が必要です。
画像を配置した後に何も処理せずにデザイン入稿するとデータを開いた先で画像が表示されないエラーが出てしまいます
エラーを起こさないために「画像の埋め込み」の処理が必要になります
では、なぜ画像の埋め込みをする必要があるのか、パッケージ通販会社におよそ7年間勤務し、パッケージデザインに関する実務作業も行なっていた私の経験を基に、設定方法、画像を埋め込んだ場合の注意点など解説していきます。

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1.画像の埋め込みとは?

画像の埋め込みとは、イラストレータのデータ内に画像の情報をその名の通り「埋め込み」、呼び出すことができるようになる処理のことを言います。逆に画像が埋まれていない状態では、データ内に画像の情報が無いのでリンク元の画像データから情報を呼び出す必要があります。その為、データ入稿の際には、①画像を埋め込んだデータ」の送付、もしくは②画像を埋め込んでいないデータ+リンク元の画像データの送付のいずれかの方法で対応する必要があります。

画像が埋め込まれていない、もしくはリンク元の画像データが見つからない場合は『「〇〇」というリンクファイルが見つかりません。』というアラートが出ます。その場合「リンク切れ」した状態ということになります。

「リンク切れ」した状態のアラート。
「リンク切れ」した状態のアラート


データ内に画像が配置されているにも関わらず、配置した画像ファイルが表示されなくなります。

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2.画像の埋め込みの方法

それでは、実際に画像を埋め込む方法をご案内します。

選択」→「すべてを選択ですべてのオブジェクトを選択→リンク」ウィンドウの右上のメニューから「画像を埋め込みを選択します。

「選択」→「すべてを選択」ですべてのオブジェクトを選択。
「選択」→「すべてを選択」ですべてのオブジェクトを選択
「リンク」ウィンドウの右上のメニューから「画像を埋め込み」を選択。
「リンク」ウィンドウの右上のメニューから「画像を埋め込み」を選択

これですべての画像ファイルがデータ内に埋め込まれます。

また選択した画像の右側に四角と三角を重ねたようなマークが表示されていれば、その画像は埋め込まれているということになります。

選択した画像の右側に四角と三角を重ねたようなマークが表示されていれば、その画像は「埋め込まれている」ということになる。
選択した画像の右側に四角と三角を重ねたようなマークが表示されていれば、
その画像は「埋め込まれている」ということになる
四角と三角を重ねたようなマークの拡大写真。
ファイル名の右側に四角と三角を重ねたようなマーク

3.画像を埋め込む場合の注意点

画像を埋め込んだ場合は、リンク元の画像データを別途入稿する必要が無くなりますので、送付先とのやり取りがスムーズになります。

その一方で注意点もあります。

カラーモードやカラー設定によっては埋め込んだ際に画像の色が変わってしまうことがあります。また埋め込みを行うと、aiデータの容量が画像を含めた分だけ重くなります。あまりにもデータ容量が重くなると、イラストレータの動きが遅くなる、保存時や送信時にエラーが発生する、ファイルが破損してしまうといった不具合が発生する可能性がありますのでご注意ください。作業をスムーズに行うには、デザイン作業が全て終わってから埋め込みを行うことを推奨いたします。

もし、色が変わってしまうことやデータ容量が重くなることに対して懸念がある場合は、「画像を埋め込んでいないデータ+リンク元の画像データ」を入稿しましょう。aiデータとリンク元の画像データを同じファイルに格納して送付します

ただし、やり取りしている業者によっては、画像の埋め込みの処理を求められることがありますので、その場合は懸念がある旨を伝えて入稿方法を相談しましょう。

4.まとめ

まとめ。パソコンでメモしている様子。

今回は画像の埋め込みに関する解説をしました。
注意点を理解した上で画像の埋め込みの処理を行いましょう。
処理に対して懸念がある場合は、埋め込みをせずにリンク元の画像データとaiデータを一緒に送付することで、送付先で正しく画像ファイルが読み込まれますので、状況によって適した方法を選択しましょう!

CMYKカラーを選択!カラーモードでRGBを選択しない理由【パッケージデザイン】

CMYKカラーを選択!カラーモードでRGBを選択しない理由【パッケージデザイン】

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CMYKカラーを選択!カラーモードでRGBを選択しない理由【パッケージデザイン】

パッケージデザインを制作する際、イラストレータで実際に作業を始める前に確認が必要なことがあります。それは「カラーモードがCMYKカラーに設定されているか?」ということです。
カラーモードがCMYKカラーではなく、RGBカラーに設定されている場合、実際に印刷した際の色味が変わってしまいます。
せっかくデザインを作ったのに実際に刷って色味が変わってしまったら困りますよね。

では、なぜCMYKカラーに設定する必要があるのか、なぜ色味が変わってしまうのか、パッケージ通販会社におよそ7年間勤務し、パッケージデザインに関する実務作業も行なっていた私の経験を基に、設定の方法などについて解説していきます。

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1.なぜCMYKカラーを設定する必要があるのか?

イラストレータのカラーモードでは、CMYKカラーかRGBカラーを選択できます。
CMYKは、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の4色によって色を表現するカラーモードRGBは、R(赤)、G(緑)、B(青)という光の三原色によって色を表現するカラーモードになります。パソコンのモニターやデジタルカメラなどは、RGBカラーで色が表現されていますが、パッケージデザインの印刷は基本的にCMYKインクで行いますので、RGBカラーではなくCMYKカラーで入稿する必要があるのです。

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2.カラーモードを変換するとなぜ色味が変わってしまうのか?

簡単に説明するとCMYKで表現できる色の範囲はRGBで表現できる色の範囲より狭い為、RGBで表現できる色もCMYKでは表現できないということになります。RGBカラーで作られた色は、CMYKカラーでの近似色に変換されます。RGBカラーでは鮮やかな色合いでも、CMYKカラーに変換すると、濁ったようなくすんだ色になってしまう傾向にあります

3.カラーモードでCMYKカラーを選択する

カラーモードの設定の方法はとても簡単です!
ファイル」→「ドキュメントのカラーモード」→「CMYKカラーを選択。

「ファイル」→「ドキュメントのカラーモード」→「CMYKカラー」を選択。
「ファイル」→「ドキュメントのカラーモード」→「CMYKカラー」を選択

 これだけです。イラストレータで作業を始める前に必ず設定しましょう!
作業をしている途中で気付いて、RGBカラーからCMYKカラーに変更すると、既に配置したデザインの色が変換されてしまうので注意が必要です

4.まとめ

まとめ。パソコンでメモしている様子。

今回はCMYKカラーに関する解説をしました。カラーモードの設定方法はとても簡単なので、イラストレータで実際に作業を始める前にカラーモードの確認をすることをルーティン化させましょう!

イラレ:文字のアウトライン化のやり方!アウトライン化を確認する方法も併せて解説!

イラレ:文字のアウトライン化のやり方!アウトライン化を確認する方法も併せて解説!

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イラレ:文字のアウトライン化のやり方!アウトライン化を確認する方法も併せて解説!

早速ですが、「アウトライン化」についてご存知でしょうか?

Illustratorなどのデザインソフトで印刷デザインを制作する際には、文字をアウトライン化する作業は必須になって参ります。

しかし、「アウトライン化って何?」、「なぜアウトライン化が必要なの?」、「アウトライン化はどうやるの?」そのように思う方も多いかと思います。

そこで、この記事では、パッケージ通販会社におよそ7年間勤務し、パッケージデザインに関する実務作業も行なっていた私の経験を基に、「アウトライン化とは?」、「イラストレーターにおけるアウトライン化の具体的な方法」について解説していきます。

さらに「アウトライン化されているか確認する方法」についても併せて解説いたします。

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1.アウトライン化が必要な理由と場面

イラストレーターなどのデザインソフトで文字(テキスト)を「アウトライン化する」ということは、文字を図形(パス)に変換するということになります。

文字(テキスト)を「アウトライン化する」ということは、文字を図形(パス)に変換するということになる。

アウトライン化は、主に以下の理由と場面で必要とされます。

・フォントの互換性を確保し、デザイン崩れを防ぐため

デザインデータを印刷会社や他者に渡す際、相手のPCに同じフォントがインストールされていない場合でも、アウトライン化しておけば文字が図形データとして扱われるため、フォントの置き換えや文字化けによるレイアウト崩れを防げます。仮に、同じフォントが入っていない場合、アウトライン化されていない文字は別のフォントに変換されてしまうことがあります。

・印刷品質の向上

アウトライン化された文字はベクターデータとなり、拡大・縮小しても劣化せず、シャープで高品質な印刷が可能です。

・データ共有や複数人での編集時のトラブル防止

チーム内や外部とのデータ共有時、各自のフォント環境が異なっていても、アウトライン化することでデザインの統一性を保てます。

・ロゴや看板、Tシャツ、ポスターなど多用途での利用

企業ロゴやイベントTシャツ、ポスターなど、様々な媒体やサイズで同じデザインを使う場合、アウトライン化によりどの環境でも意図通りの見た目を再現できます。

・法的リスクの回避

フォントには著作権があり、無断でフォントデータを配布すると法的問題になることがあります。アウトライン化すればフォントデータ自体を渡す必要がなくなり、リスクを軽減できます。

このように、アウトライン化は「印刷物の入稿」、「データ共有」、「ロゴやブランドデザインの作成」、「イベント用グッズやポスター制作」など、フォント環境や印刷品質、データの一貫性が重要となる場面で特に必要とされます。

しかし、一度アウトライン化すると文字として編集ができなくなりますので、変更が生じない最終段階で処理をするようにしましょう

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2.イラストレーターでアウトライン化する具体的な方法

それでは、実際にイラストレーターで文字をアウトライン化をする方法をご案内します。

やり方は簡単です。

①「選択ツール」でアウトライン化したいテキストオブジェクトを選択します。

「選択ツール」でアウトライン化したいテキストオブジェクトを選択。
「選択ツール」でアウトライン化したいテキストオブジェクトを選択

書式」→「アウトラインを作成を選択します。

「書式」→「アウトラインを作成」を選択。
「書式」→「アウトラインを作成」を選択

③文字がアウトライン化されます。

文字がアウトライン化される。
文字がアウトライン化される

作業としてはこれだけです。とても簡単かと思います。

3.アウトライン化されているか確認する

アウトライン化の作業をした後は、必ず正しくアウトライン化されたか確認しましょう。
文字がアウトライン化されていると、下のように周りが点(アンカーポイント)で囲われます
これは、文字がテキスト情報ではなく図形(パス)として認識されるためで、各文字の輪郭に沿ってアンカーポイントが表示されます。

文字がアウトライン化されていると点(アンカーポイント)で囲われる。
文字がアウトライン化されていると点(アンカーポイント)で囲われる

一方で、文字がアウトライン化されていないとアンダーラインが付きます

文字がアウトライン化されていないとアンダーラインが付く。
文字がアウトライン化されていないとアンダーラインが付く

その他にも選択」→「すべてを選択選択」→「オブジェクト」→「すべてのテキストオブジェクトアウトライン化されていない文字を一度に探すことができます

「選択」→「すべてを選択」で全てのオブジェクトを選択する。
「選択」→「すべてを選択」で全てのオブジェクトを選択する
「選択」→「オブジェクト」→「すべてのテキストオブジェクト」
「選択」→「オブジェクト」→「すべてのテキストオブジェクト」

こちらもアウトライン化されていない文字にアンダーラインが付きます

アウトライン化されていない文字にアンダーラインが付く。
アウトライン化されていない文字にアンダーラインが付く

また、さらに別の方法で、同様に選択」→「すべてを選択」、「書式」→「フォント検索今使用されているフォントを調べることができます。全ての文字をアウトライン化していれば、フォントが表示されないはずなので、その場合は、すべてアウトライン化されていると判断することも可能です。

「選択」→「すべてを選択」、「書式」→「フォント検索」
「選択」→「すべてを選択」、「書式」→「フォント検索」
文字がある場合は、「ドキュメントフォント」にフォントが記載される。
文字がある場合は、「ドキュメントフォント」にフォントが記載される

以上、それぞれの方法を適宜使い分けてみてください。

4.まとめ

まとめ。パソコンでメモしている様子。

以上、「アウトライン化とは?」、「イラストレーターにおけるアウトライン化の具体的な方法」について解説しました。

特にデザインデータ制作時において、アウトライン化はとても大事な作業です。

しかし、業者にデザインデータを送付し、万が一アウトライン化を忘れてしまっても基本的には指摘が入るはずです。その為、万が一作業を忘れてしまっても大事故には繋がらないかと思います。ですが、データの戻しが入ると手間ですし、貴重な時間の損失となります。

本記事をご参考に、アウトライン化の手順を身に付けて、忘れずに処理するようにしましょう!

パッケージデザインを自作する!aiデータの制作と失敗しない為のポイント

パッケージデザインを自作する!aiデータの制作と失敗しない為のポイント。

※本ページはプロモーションを含んでおります。

パッケージデザインを自作する!aiデータの制作と失敗しない為のポイント。

他社との差別化、ブランディングの為にオリジナルデザインのパッケージを作られる方が年々増えてきております。

最近では、ネット通販をされている会社様に加えて、ハンドメイドをされている個人の方もオリジナルデザインのパッケージを作る時代になりました。

オリジナルデザインのパッケージを作る際に避けて通れないのが、デザイン入稿作業になりますが、オリジナルデザインの箱を簡単に購入できるECサイトも増えてきて、ご自身で入稿作業をされる方も多いと思います。

ただ、デザインデータの制作って結構難しいんですよね。

そこで、この記事では、パッケージ通販会社におよそ7年間勤務し、パッケージデザインに関する実務作業も行なっていた私の経験を基に、aiデータの制作と失敗をしない為のポイントについて解説していきたいと思います。

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1 . 塗り足しをつける

パッケージの印刷は少なからずズレが出ますので、面の際までデザインを入れたい場合は、必ず塗り足しを付けましょう5mmが一般的です

塗り足しの付いたパッケージのデザインデータ。
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※パッケージの全体に色を付ける際に、5mmの塗り足しを付ける方法については
下記の記事をご参照ください(↓↓)

ただし、多面付(※)の場合は、隣の箱にデザインが差し掛かってしまうことがあります。その場合は、ドブ(※)を付ける必要があります

多面付のテンプレート。
※多面付•••型抜きをする際に、1回で2箱以上抜けるように設計されている場合のことを言います。
テンプレートに2箱以上が並んでおります。多面付にすることで生産性が良くなります。
ドブの付いた多面付のテンプレート。
※ドブ•••木型の設計において、隣り合ったものの間に設けられた隙間のこと。
ドブは10mm設けることが一般的です。

ドブが無いと隣の箱にデザインが入ってしまうことがあるため、塗り足しを付けることができません。

テンプレートにドブが無いと塗り足しを付けることが出来ない例。
テンプレートにドブがあると塗り足しを付けることが出来る例。

もし、デザインが箱の全体に入る、もしくは際の部分にデザインが入る場合は、ドブが無い多面付の型の仕様にならないように、事前に業者に相談をしておくと良いでしょう

2. 箱のミニチュアをつくる

箱に組み立てた際、テンプレート(展開図面)に対して、どの面がどこになるのか、事前にきちんと理解する必要があります

「組み立てた際に文字が逆さま」、「表から見えない部分だった」というようなことが無いように、事前に業者に念入りに確認を取りましょう。また、ご自身でもご自宅のコピー機で印刷し、ミニチュアを作ってみましょう

aiデータを家庭用のプリンターで出力して作ったミニチュア
家庭用のプリンターで出力して作ったミニチュア

3 . サンプルを作る

ご予算的に余裕があれば、量産前に実際にサンプルを1箱つくることをお勧めします。

量産してから、思った仕上がりと違かったということになっては、大きな金額と時間の損失になります。

実はパッケージ製作と一言で言っても、
印字においては、オフセット印刷、インクジェット印刷、フレキソ印刷、箔押し…、
印刷後の表面加工はニス加工、フィルム貼り、ツヤを出したり、抑えたり…、
それぞれが枝分かれし、無数のパターンが存在します。

申し込むプラン(製作方法)によって、仕上がりが大きく変わります。申し込むプランと仕上がりイメージにズレが出ないように、予め業者への確認が必要になります。

また余談ですが、依頼する業者によって、それぞれのプランに対して、得意、不得意が存在します。機械を「持っている」、「持っていない」ということが主な理由になりますが、自社で機械を持っていなければ、基本的には外注ということになりますので、金額が上がる傾向にあります。

金額の面でも、依頼する業者がどんな機械を持っていて、どんな加工を得意としているのか、予め知ることができれば、通常より高いお金を払って依頼してしまうということも防ぐことができます。ただし、それをリサーチすることにはコツが必要です。

kuro-mameでは、なるべくコストを抑えて、ご要望の仕上がりを実現できるプランのご提案が得意です。デザインのご相談に加えて、パッケージ製作に関して一からサポート致しますので、何なりとご相談ください。

4 . まとめ

まとめ。パソコンでメモしている様子。

以上、aiデータの制作と失敗をしない為のポイントについて解説してきました。

オリジナルデザインのパッケージがブランディングに対して大きな役割を担う時代になりました。簡単に購入できるECサイトも増え、ご自身で入稿作業をされる方も増えているかと思いますが、スムーズに進めないと時間の損失、実際に量産した際にイメージと違かった場合は大きな金額の損失となります。

是非、本記事をご参考に、少しでも多くの方が失敗をせず、オリジナルデザインのパッケージを制作できれば幸いです。