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イラストレーターの作業で複数のオブジェクトを移動する際に、グループ化できていないと移動した際にズレてしまったり、うまく移動できないなどの不具合が生じてしまいます。
分けて制作したオブジェクトを一度に移動させるという作業は多いと思います。
そこで、この記事では、パッケージ通販会社におよそ7年間勤務し、パッケージデザインに関する実務作業も行なっていた私の経験を基に、オブジェクトのグループ化について解説いたします。
1.オブジェクトをグループ化する具体的な方法
今回は分けて制作したオブジェクトを別のオブジェクトのセンターに移動させる作業を例に解説していきます。
下の「Ai」という文字と右側の「枠」はそれぞれ別で制作したオブジェクトです。
「枠」のセンターに「Ai」の文字を移動し、1つのアイコンを作ります。
※ちなみにオブジェクトを指定の場所の中央に配置する方法につきましては、
下記の記事をご参照ください。
完成した「Ai」のアイコンを右の「四角」のセンターに移動させます。
この際にグループ化していないと、オブジェクトがうまく選択できていない等の理由でうまく移動できないことがあります。今回の例では「枠」だけが移動してしまいました。
そこで、うまく選択できていないということを防ぐために、
1つのオブジェクトになるようにグループ化します。
グループ化するオブジェクトを全て選択した状態で下に出るタブのグループ化をクリックします。
※イラストレーターのバージョンにより、下にタブが出ない場合もあるかと思いますので、
その場合は、「オブジェクト」から「グループ」を選択します(もしくはキーボードのショートカットキーも使用できます。Macは「Command」+「G」、Windowsは「Ctrl」+「G」)
グループ化できれば、移動した際にオブジェクトがズレてしまうことがありません。
「Ai」のアイコンはグループ化できているので、
「枠」だけ、もしくは「Ai」の文字だけが移動してしまう等の不具合は起きません。
ちなみに「グループ化」を解除する場合は、下に出るタブの「グループ解除」をクリックします。
※同様にバージョンの都合で下にタブが出ない場合は、「オブジェクト」から「グループ解除」を選択します(ショートカットキーの場合、Macは「Command」+「Shift」+「G」、Windowsは「Ctrl」+「Shift」+「G」)
2.まとめ
以上、今回はイラレで複数のオブジェクトをグループ化する方法をご紹介しました。
グループ化できていないと移動した際にズレてしまったり、うまく移動できないなどの不具合が生じてしまいますので、分けて制作したオブジェクトは都度グループ化するようにしましょう。