イラレ:渦巻きの作り方!文字を配置する方法を含めてスパイラルツールを解説

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イラレ:渦巻きの作り方!文字を配置する方法を含めてスパイラルツールを解説

早速ですが、イラストレーターで「渦巻き」を作る方法をご存知でしょうか?

渦巻きは、デザインの装飾や背景パターン、フレームの一部として使われることが多いです。

その他、動きや流れを表現したいロゴやアイコンデザインに渦巻きが取り入られることがあります。

その為、渦巻きは汎用性の高いデザインと言えるでしょう。

しかし、イラストレーターの初心者の方や経験が浅い方にとっては、作り方が分からずに悩んでしまうこともあるでしょう。

さて、この記事では、ベッドなどの家具をネット販売する会社でデザイナーとして勤務している私の経験を基に、「渦巻き」を作る方法について解説します。

具体的には、イラストレーターに機能として搭載されている「スパイラルツール」を使用して渦巻きを制作します。

渦巻き状に文字を配置する方法についても併せて解説します。

以下、具体的な方法について解説します。

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1.渦巻きを作る具体的な方法

それでは、渦巻きを作る具体的な方法について解説いたします。

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スパイラルツールを使用した渦巻きの作り方

①まずは、スパイラルツールを選択します。
※スパイラルツールはツールバーの直線ツールを長押しし、出現するグループの中にあります。

スパイラルツールを選択。
スパイラルツールを選択

アートボード上でドラッグします。

アートボード上でドラッグ。
アートボード上でドラッグ

好きなサイズでマウスボタンを離すと渦巻きが完成します

好きなサイズでマウスボタンを離す。
好きなサイズでマウスボタンを離す

細かい設定

より細かく調整したい場合は、スパイラルツールを選択した状態でアートボード上をクリックすると、設定ダイアログが表示されます

設定ダイアログを表示。
設定ダイアログを表示

設定項目は以下の通りです。

半径:渦巻きの外側の大きさ

半径:渦巻きの外側の大きさ
半径:渦巻きの外側の大きさ

・円周に近づく比率:巻きの密度(100%で円、数値が低いほど緩やか)

円周に近づく比率:巻きの密度(100%で円、数値が低いほど緩やか)
円周に近づく比率:巻きの密度(100%で円、数値が低いほど緩やか)

・セグメント数:渦巻きのカーブの数(多すぎると中央が詰まり、少なすぎると渦を巻かない)

セグメント数:渦巻きのカーブの数(多すぎると中央が詰まり、少なすぎると渦を巻かない)
セグメント数:渦巻きのカーブの数(多すぎると中央が詰まり、少なすぎると渦を巻かない)

セグメントとは1/4の円周のことを指します。

下記のように、始点(真ん中の点)を除いた点の数です。

始点(真ん中の点)を除いた点の数
始点(真ん中の点)を除いた点の数

セグメントの数が多くなるほど渦が増えます。

・スタイル:右巻きか左巻きかの選択

スタイル:右巻きか左巻きかの選択
スタイル:右巻きか左巻きかの選択

ドラッグ中のショートカット

ドラッグ中に以下のショートカットを使用することでそれぞれ調整が可能です。

Ctrl(Macはcommand)を押しながらドラッグ:巻きの密度を調整

キー:セグメントを増やす

キー:セグメントを減らす

渦巻き状に文字を配置する方法

では、渦巻き状に文字を配置する方法について解説します。

①ツールバーから「パス上文字ツール」を選択し、作成した渦巻きパス上をクリックします

ツールバーから「パス上文字ツール」を選択。
ツールバーから「パス上文字ツール」を選択

文字を入力します。入力すると渦巻きに沿って配置されます。

文字を入力すると渦巻きに沿って配置される。
文字を入力すると渦巻きに沿って配置される

配置された文字は文字として編集可能です。文字の大きさなどの通常通り変更可能です。

文字の大きさなどの通常通り変更可能。
文字の大きさなどの通常通り変更可能

文字の開始位置は、表示される縦線(ブラケット)をドラッグして調整できます

その他、下記のような調整が可能です。

・ブラケットを内側にドラッグ:文字をパスの内側に入れる

・「書式」→「パス上文字オプション」から「反転」にチェックを入れる:文字を反転させる

・Shift+Alt(Macはoption)+↑または↓:文字の上下位置の微調整可能(ベースラインシフト)

注意点

最後に渦巻きを作る、渦巻き状に文字を配置する上での注意点をまとめました。

・セグメント数の設定に注意
セグメント数が多すぎると中央が詰まり、文字が読みにくくなります。少なすぎると渦巻きが単純になりすぎます

・ショートカットキーの誤操作
スパイラルツール使用中にCtrlキーを押すと、渦巻きの形状が大きく変わる場合があります。意図しない動作になった場合は、ドラッグ方向やキー操作を見直してください

・文字の可読性
渦巻きの内側ほど文字が小さくなり、読みづらくなるため、文字数やフォントサイズを工夫しましょう

・パスの選択ミス
複数のパスが重なっている場合、正しいパスを選択しているか確認しましょう

2.まとめ

まとめ。パソコンでメモしている様子。

以上、イラストレーターで渦巻きを作る方法について解説しました。

基本的な渦巻きだけでなく、渦巻き状に文字を配置する方法を覚えることでポスターやタイトル、Tシャツなどで印象的なビジュアルを作ることができます。

この方法をしっかりマスターして、さまざまデザイン制作に活かしましょう!